今回は、リヴァプールvsワトフォードの
ファビーニョについて分析していこうと思います。
ファビーニョのポジションは、アンカーですね。

赤丸のポジションがアンカーです。
役割は、
・相手から中盤に入ってくるボールをカット、又は選手にアプローチする
・DFラインの空いたスペースを埋める
・プレスバック(戻りながら相手にアプローチする)
・中盤のバランスを取る
・ボールを展開する
が主に挙げられます。
DFラインの空いたスペースを埋める動きを見ていきます。






左サイドバックの選手がドリブルで持ち上がります。



左サイドバックの選手がドリブルすることで、青のスペースが空いてしまいます。







先ほど空いた青色のスペースを狙います。



しかし、すでにピンク丸(ファビーニョ)がスペースを埋めようとしています。


競り合いが強いファビーニョはここで勝ちボールを奪います。
2つ目は、ゲームメイクです。


真ん中にスペースが空いているので、ボールを運びます。



これにより青色のスペースが空きます。



壁パスをすることで青のスペースでパスを受けます。


このとき黄色丸の選手が水色丸の選手に前を向かれないようにアプローチしていたので、ピンクのパスコースができます。




サイドのボールホルダーに対して、アプローチをかけると同時に、壁パスを行った水色の選手が相手の裏でパスを受けようとするため、青のスペースが空きます。




パスが少しそれてしまいうまくコントロールできませんでしたが、ファビーニョのゲームメイクのひとつでした。

3つ目は、プレスバックです。





カウンターを受け、水色のセンターバック二人は、仲間の戻りを待つために、下がります。




このときに水色のセンターバック二人は、黄色の選手を一人にするために、もう一人のサポートの選手のパスコースを切りながら、サイドに追いやります。


ファビーニョが挟み込み、ボールを奪い取ります。

この試合何本もプレスバックでボールを奪っていましたが、見ていて気持ちがいいですね~~。
最後は、相手に前進をさせない組織的プレッシングの
ファビーニョの動きに注目してみます。







右サイドで2対1の状況が出来ているので、右サイドから前進を試みてきます。


この状況で考えられるのが、2対1をいかして、青いスペースを狙うワンツーです。


このときファビーニョがしっかりと予測してアプローチをかけるので、前進できません。





相手は、真ん中のスペースを使って前進してきます。先程、ファビーニョがゲームメイクした形と似ています。





黄色のパスコースを通すことができればチャンスですが、ファビーニョがしっかりと警戒すると同時に、この距離でも警戒ができるというファビーニョの守備範囲の広さに驚きです。








完全にボールホルダーの前進するパスコースを切ることに成功します。

ファビーニョは、自分のパスコースを切りながらアプローチに向かいます。




アプローチした相手選手がいたスペースをそのままファビーニョが狙います。

残念ながらこのボールは相手にひっかけてしまいますが、通ればチャンスへと繋がりました。


