年長さんと一緒に練習をしているときの事です。
しっぽ取ゲームを一緒にやっていたのですが
「コートから出て、5秒過ぎたらだめだからね!」
という説明をしました。
コートから子供が出たら
コーチが
「5・4・3・・・セーフ」
ということを繰り返すのですが
年長さんの子は
毎回自分がカウントされていると思って
「やばいやばいやばいやばい」
と慌てて、嬉しそうにしながらコートに戻ってきます。
ですが、他の子が出たときに
「5・4・3・2・・・セーフ」
という時も
「やばいやばいやばいやばい」
と言って、その場であたふたしています(笑)
これは自己中心性という幼児に見られる性質なのか
常に自分中心にしか物事が考えられないため
自分が言われているのだと思ってしまうと
コーチは思ったのですが
あるとき、ずっと
「やばいやばいやばいやばい」
と言っていたのが
「え~~!なんで~~?」
に変わりました。
その子自身も
自分がコートから出ていないのに
なんでカウントされるんだろう
と思ったのかもしれません。
その日のしっぽ取ゲームでは
ずっと
「なんで~?なんで~?」
と笑いながらあたふたしていましたが(笑)
自分以外の人の事も理解できる時が来るのが
とても楽しみなコーチでした。